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進行中プロジェクト

現在主に活動しているグループの活動内容です。

視覚と芸術グループ

代表的な芸術作品を分析することで脳の視覚情報処理に関する仮説を立てるとともに、既存の神経科学的知見を芸術の理解や制作に応用することを目指す。 たとえば、視覚系の機能の解剖学的理解、形・色などの脳内表象、芸術評価の先天/後天性、抽象芸術に特有のスピリチュアルな感覚などについて学びを深めている。

これまでには、エリック・カンデル著『なぜ脳はアートがわかるのか』の精読を通して美術史や美学に関する哲学的議論の変遷を追究する活動などを行ってきた。

現在は、簡易的な脳波計を用いて様々な活動を行っている際の脳活動を測定している。最終的には、芸術作品を鑑賞している際の脳活動について​探究することを目標としている。

音楽神経学グループ

これまで経験知として語られてきた音楽理論に科学的根拠を与え、音楽に関する人間の様々な経験を説明・予測できるような普遍的原理を追究する。日々の音楽聴取体験を振り返りながら、感情や生理反応を効果的に喚起する音楽的構造、音楽が立ち上がらせる視覚的イメージ、グルーヴを他者と共有する際の身体の同期、予測と不確実性に左右される音楽的「快」、電子音/音楽の認知的受容などについて学びを深めている。

また「BCIで手指を拡張する作品プロジェクト」では、10本の指で演奏する従来のピアノ曲の制限を超えて、10本を超える指のためのピアノ曲を作り、制限を取り払うことで生まれる可能性について考えている。

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